マウスウォッシュ

【2019年最新版】ノンアルコールタイプのマウスウォッシュを徹底比較

【2019年最新版】ノンアルコールタイプのマウスウォッシュを徹底比較

この記事では、市販のマウスウォッシュ(ノンアルコールタイプ)を実際に自分で使ったうえで、体験談をもとに比較しております。

男性の口コミ
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マウスウォッシュの種類が増えてきて、どれを選べばいいかわからない
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マウスウォッシュと言えば、リステリンでしょ?

こんな疑問やご意見にお答えして、実際に比較してみました。

この記事の内容

  • ノンアルコールマウスウォッシュとは?
  • マウスウォッシュの使い方をおさらい
  • マウスウォッシュを比較

なお、今回は「口臭対策」を目的としているので、ノンアルコールタイプのマウスウォッシュを対象としています。

結論を先にお伝えすると、以下の3つです。

  1. リステリン、高すぎ、痛すぎ、辛すぎ
  2. 日本製、似たり寄ったり
  3. おすすめはブレスラボ

それでは詳しく見ていきましょう。

ノンアルコールタイプのマウスウォッシュとは?

ノンアルコールタイプのマウスウォッシュとは?

マウスウォッシュには大きく分けて、2種類あります。

  • アルコールタイプ
  • ノンアルコールタイプ

基本的には、お好みで選んでいただいて問題ないのですが…
口臭対策を目的にマウスウォッシュを使おうというなら、「ノンアルコールタイプ」がおすすめです。

マウスウォッシュのアルコールが入っている理由

アルコールと聞くと「殺菌作用」を浮かべる方もいるかと思います。
しかし、マウスウォッシュに含まれるアルコールには別の理由があります。

なぜアルコールを入れるのかというと、実はなんと“味のため”なのです。マウスウォッシュに含まれている成分が、一般的に味があまりよくないとされているため、アルコールを入れることで本来の味を隠そうとしているのです。

参考:マウスウォッシュにアルコールが入っている理由 | 株式会社オカムラ

上記のように味をごまかすためであり、殺菌作用のためではありません。

なお、アルコールで殺菌するためには、60%~95%ほど必要と言われています。

70%エタノールがもっとも強い殺菌・消毒力をもつと言われてきましたが, 現在では60~95%の濃度範囲であればその殺菌・消毒力にはほとんど差がないと言われています。

参考|消毒用アルコールの濃度について

この濃度だとウォッカ(95%ほど)などですね…。

たばお
たばお
お酒に弱い自分は、口に含むのすら難しい…

ノンアルコールタイプを選ぶメリット

ノンアルコールタイプのマウスウォッシュを選ぶメリットは、以下の2つです。

  1. 刺激が少ない
  2. 口臭予防になる

アルコールを含んだマウスウォッシュは、初心者の方にはすこし刺激が強いかもしれません。しかも、アルコールは口の中の唾液を減少させてしまい、唾液が少なくなると口臭の原因にもつながります。

参考|マウスウォッシュにアルコールが入っている理由 | 株式会社オカムラ

アルコールは、唾液の分泌を減らす要因となるため、結果、口臭がきつくなってしまう可能性があります。

そのため、「口臭対策・予防」を目的としているなら、マウスウォッシュはノンアルコールタイプがおすすめです。

マウスウォッシュの使い方をおさらい

マウスウォッシュの使い方をおさらい

マウスウォッシュの使い方なんて…うがいすればOKでしょ?

とこう考える方もいるかもしれませんので、念のため、簡単におさらいしておきましょう。

ポイントは以下の3つです。

マウスウォッシュの使い方3つのポイント

  1. マウスウォッシュするまえに歯磨きする
  2. マウスウォッシュしたあとは水でうがいしない
  3. マウスウォッシュのしすぎはNG

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1:マウスウォッシュするまえに歯磨きする

注意点その1は、「マウスウォッシュするまえには歯磨きすること」です。

マウスウォッシュと歯磨きはそれぞれ役割が違います。
ある程度汚れや食べ残しを歯磨きで落し、取れきれない汚れをマウスウォッシュで洗い流します。

マウスウォッシュだけでは、歯磨きの代わりになりませんので注意しましょう。

2:マウスウォッシュのあとは水でうがいしない

注意点その2は「マウスウォッシュのあとは水でうがいしない」です。

どうしても香料やスース―・ビリビリとした刺激が気になってうがいしてしたくなりますが、成分を口内に行き渡らせるためにも、なるべくうがいしないようにしましょう。

同様の理由で、マウスウォッシュ後30分ほどは飲食を避けたほうがいいです。

3:マウスウォッシュのし過ぎはNG

注意点その3は、「マウスウォッシュのしすぎはNG」です。

口内には様々な菌が生きており、その中には口内の環境を整えるのに必要な菌も存在します。
しかし、マウスウォッシュをしすぎると、こうした必要な菌まで殺菌してしまい、口内のバランスが崩れてしまう可能性があります。

バランスが崩れれば、悪い菌が強くなり、虫歯や歯周病、口臭がより強くなってしまうかもしれません。

そのため1日2~3回を目安とし、マウスウォッシュの使いすぎには十分注意しましょう。

ノンアルコールのマウスウォッシュを徹底比較

ノンアルコールのマウスウォッシュを徹底比較

それではさっそく、マウスウォッシュを比較していきたいと思います。

今回の比較に使った5つのマウスウォッシュ

薬局やドラッグストアで売られているマウスウォッシュを対象に、自分で実際に使ってみたうえで比べてみました。

比べた4つの要素

  1. コスパ:うがい1回あたりの値段
  2. 成分:薬用成分は何か?
  3. 使い勝手:注ぎやすさ、ベタつかなさ
  4. 使用感:すっきり感、びりびり感

本来であれば、「効果」も調査したいところですが、口臭に関する客観的な指標がないこと、効果を実感するまで時間がかかること、完全に同じ状況での検証が難しいことを踏まえ、項目からは外しております。

コスパで比較|リステリン高すぎ問題

リステリン高すぎ問題

まずは、一番気になるコスパの問題から比較します。
結論を先にお伝えすると、リステリン高すぎ、コスパ悪すぎでした…

商品名 値段 内容量 1回当たりの値段
NONIO 471円 600ml 15.7円
G.U.M 806円 550ml 16.1円
ブレスラボ 873円 450ml 19.4円
リステリン 754円 500ml 30.2円
ピュオーラ 412円 420ml 9.80円

※値段は変動しやすいため、Amazonでの価格を参考にしています。

値段だけでみると

  • NONIO VS ピュオーラ
  • リステリン VS ブレスラボ VS G.U.M

のように見えますが、コスパ(うがい1回あたりの値段)に換算すると、大きく違ってきます。

ピュオーラが圧倒的に安く、リステリンはほかの商品と比べて、1.5~3倍近い値段となりました。
リステリンが高く見える理由は、2つあります。

  1. 1回あたりの使用量が多いこと
  2. 元の値段が高いこと

コスパの良さを重視するのであれば、日本製の商品を選ぶといいですね。
(リステリンを販売するジョンソンエンドジョンソンの本社はニューヨークにあります。)

たばお
たばお
余談ですが…「口臭」という言葉は、リステリンの会社が生み出したそうですよ… 

成分で比較|日本製はほとんど一緒

日本製はほとんど一緒

次に、口臭を抑えてくれる成分について見ていきます。
日本製の4つはほとんど一緒の成分でした…

下記の表をご覧ください。

NONIO 塩化セチルピリジニウム(CPC)
G.U.M 塩化セチルピリジニウム(殺菌剤CPC)、グリチルリチン酸2K(抗炎症剤GK2)、塩化ベンザルコニウム(殺菌剤BKC)
ブレスラボ 塩化セチルピリジニウム(CPC)、グリチルリチン酸ジカリウム
リステリン 塩化亜鉛、イソプロピルメチルフェノール
ピュオーラ 塩化セチルピリジニウム

※パッケージの「薬用成分」欄を記載しています

成分を見ていただくとわかるように、日本製のものはほとんどが「塩化セチルピリジニウム(CPC)」が配合されています。

ハミガキや洗口剤(デンタルリンス)などに従来から使用されてきた殺菌剤の塩化セチルピリジニウム(CPC)は、口腔内の浮遊性細菌に対して強力な殺菌作用を持っています。

参考|歯周病の真実 | 研究トピックス | ライオン株式会社

このことから、どの製品を選んでも一定の効果が期待できることがわかります。

リステリンだけ別の成分が配合

リステリンはほかの商品と違って、別の成分が配合されております。

  • 塩化亜鉛(口臭ガス抑制)
  • イソプロピルメチルフェノール(殺菌成分)

この塩化亜鉛が揮発性硫黄化合物(口臭ガス)と結合して臭いを不揮発化し、蛋白分解酵素を阻害し、新たな口臭ガスの発生を抑制します。

参考|2006年|院長・スタッフのコラム|大阪豊中市のとりい歯科医院(阪急曽根駅)

 

IPMPはコントロールの1/10,000以下の細菌しか検出されず、高い殺菌効果があることを示しています。

参考|歯周病の真実 | 研究トピックス | ライオン株式会社

参考に書いてあるように、リステリンに唯一「口臭ガスを抑制する成分」が配合されています。

肉・牛乳・チーズなどのタンパク質をよく食べるという人には、リステリンがおすすめです。

たばお
たばお
リステリンがいかに欧米人の食事に合わせた商品なのかわかりますね。 

使い勝手で比較|日本製の細やかさが光る

日本製の細かやかさが光る

注ぎやすさ・使用量のわかりやすさ・使い勝手を実際に使用した感想をもとに、比べてみました。

NONIO 口が大きく、線も見やすい
G.U.M 口が大きく、線も見やすい
ブレスラボ 口が大きく、線も見やすい
リステリン 口が大きい・8分目というアバウトな指示
ピュオーラ ノズル型で使いやすい。線も見やすい

ピュオーラは特に、ノズル型になっているため、注ぎやすく使い勝手の良さが光ります。
そのほか、日本製の商品は口も大きく、「ここまで入れる」の線がわかりやすいため、使い勝手は良いですね。

逆に、リステリンはそもそもフタが開けづらい…という難点がありました。
一回わかるまで時間かかるんですよね…

あと、「ここまで」の線もないのでわりと使用量はアバウトになりがち。
ただでさえ1回当たりの金額高いので、気になりますね。

使用感で比較|低刺激ならどれも痛くないが…

最後に使用感を主観的な感想とともにお伝えします。
先にお伝えすると、リステリンが「本当に低刺激なのか?」というくらい、痛かったです。

NONIO 痛くない、辛くない、後味も残らない
GUM 辛くないが、後味が残る。痛い。
ブレスラボ 痛くない、辛くない、後味も残らない。変なにおい。
リステリン 痛すぎる、辛すぎる。本当に低刺激…?
ピュオーラ 痛くない、辛くない、後味も残らない。

ピュオーラ・NONIO・ブレスラボの「最近登場した口臭アイテム」たちは、低刺激でした。
うがいの最中も、した後も痛くなく、ほっぺの内側にもビリビリが残りません。

GUMは残念ながら、少し痛い感じです。
うがいの最中は気になりませんが、終わったあとにほっぺの内側が15分ほど痛いです。

そして、最後はリステリン。
こいつはノンアルコール・低刺激と書いてありましたが、「本当か…?」と疑いたくなるレベルで痛いです。辛いです。
うがいが終わったあとも、30分ほどはほっぺがシビれる感覚に支配されています。

「痛いのがイヤ」という人は、ここ最近のマウスウォッシュ

  • ピュオーラ
  • NONIO
  • ブレスラボ

あたりを選択するといいでしょう。

1つに絞るなら、ブレスラボがおすすめ

1つに絞るなら、ブレスラボがおすすめ

ここまで実際に比較してみました。

あえて1つに絞るとしたら、自分は「ブレスラボ」をおすすめします。

ブレスラボはオススメ

その理由は以下の3つです。

ブレスラボをおすすめする3つの理由

  1. そこそこ良いコスパ(上から2番目)
  2. ちょっとだけ多い薬用成分(上から2番目)
  3. 1番新しい

値段も高すぎず安すぎず、かつ成分も塩化ピリジニウムだけじゃない。
かつ、この5つの中では1番最近に発売された(=後だしじゃんけん)というのがブレスラボをおすすめする理由になります。

ノンアルコールマウスウォッシュ比較まとめ

ノンアルコールマウスウォッシュ比較まとめ
  • 日本製のものは成分・コスパはほぼ一緒
  • リステリンは高いけど、成分がちょっと特殊
  • ブレスラボはバランスが良い

なんだか、「日本製品 VS リステリン」みたいな構図になってしまいました。

それくらい日本製品は良くも悪くも似通っています。
逆に「高かろうと、痛かろうと、我が道を行く!」というのリステリンです。

基本的には日本製のマウスウォッシュを選べば、大きな失敗はしません。

どうしても迷ってしまったら…

  • NONIO
  • ブレスラボ
  • ピュオーラ

を選べば、口臭対策としては十分役割を果たしてくれます。

妻や恋人、大切な人にキスで嫌がられないためにも、まずは薬局・ドラッグストアにいくところから始めてみませんか?