この記事では、市販のマウスウォッシュ(ノンアルコールタイプ)を実際に自分で使ったうえで、体験談をもとに比較しております。
こんな疑問やご意見にお答えして、実際に比較してみました。
この記事の内容
- ノンアルコールマウスウォッシュとは?
- マウスウォッシュの使い方をおさらい
- マウスウォッシュを比較
【報告】
マウスウォッシュ比較します‼️調べてみたら、種類がだいぶ増えましたね🤔
以前は
✅リステリン
✅モンダミン
くらいしかありませんでしたねなお、口臭対策ということで
ノンアルコールで統一しました pic.twitter.com/5ZvKGtGf2z— キスモト@30代向けキス専門ブロガー (@kissmotto) 2019年7月7日
なお、今回は「口臭対策」を目的としているので、ノンアルコールタイプのマウスウォッシュを対象としています。
結論を先にお伝えすると、以下の3つです。
- リステリン、高すぎ、痛すぎ、辛すぎ
- 日本製、似たり寄ったり
- おすすめはブレスラボ
それでは詳しく見ていきましょう。
ノンアルコールタイプのマウスウォッシュとは?
マウスウォッシュには大きく分けて、2種類あります。
- アルコールタイプ
- ノンアルコールタイプ
基本的には、お好みで選んでいただいて問題ないのですが…
口臭対策を目的にマウスウォッシュを使おうというなら、「ノンアルコールタイプ」がおすすめです。
マウスウォッシュのアルコールが入っている理由
アルコールと聞くと「殺菌作用」を浮かべる方もいるかと思います。
しかし、マウスウォッシュに含まれるアルコールには別の理由があります。
なぜアルコールを入れるのかというと、実はなんと“味のため”なのです。マウスウォッシュに含まれている成分が、一般的に味があまりよくないとされているため、アルコールを入れることで本来の味を隠そうとしているのです。
上記のように味をごまかすためであり、殺菌作用のためではありません。
なお、アルコールで殺菌するためには、60%~95%ほど必要と言われています。
70%エタノールがもっとも強い殺菌・消毒力をもつと言われてきましたが, 現在では60~95%の濃度範囲であればその殺菌・消毒力にはほとんど差がないと言われています。
この濃度だとウォッカ(95%ほど)などですね…。
ノンアルコールタイプを選ぶメリット
ノンアルコールタイプのマウスウォッシュを選ぶメリットは、以下の2つです。
- 刺激が少ない
- 口臭予防になる
アルコールを含んだマウスウォッシュは、初心者の方にはすこし刺激が強いかもしれません。しかも、アルコールは口の中の唾液を減少させてしまい、唾液が少なくなると口臭の原因にもつながります。
アルコールは、唾液の分泌を減らす要因となるため、結果、口臭がきつくなってしまう可能性があります。
そのため、「口臭対策・予防」を目的としているなら、マウスウォッシュはノンアルコールタイプがおすすめです。
マウスウォッシュの使い方をおさらい
とこう考える方もいるかもしれませんので、念のため、簡単におさらいしておきましょう。
ポイントは以下の3つです。
マウスウォッシュの使い方3つのポイント
- マウスウォッシュするまえに歯磨きする
- マウスウォッシュしたあとは水でうがいしない
- マウスウォッシュのしすぎはNG
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1:マウスウォッシュするまえに歯磨きする
注意点その1は、「マウスウォッシュするまえには歯磨きすること」です。
マウスウォッシュと歯磨きはそれぞれ役割が違います。
ある程度汚れや食べ残しを歯磨きで落し、取れきれない汚れをマウスウォッシュで洗い流します。
マウスウォッシュだけでは、歯磨きの代わりになりませんので注意しましょう。
2:マウスウォッシュのあとは水でうがいしない
注意点その2は「マウスウォッシュのあとは水でうがいしない」です。
どうしても香料やスース―・ビリビリとした刺激が気になってうがいしてしたくなりますが、成分を口内に行き渡らせるためにも、なるべくうがいしないようにしましょう。
同様の理由で、マウスウォッシュ後30分ほどは飲食を避けたほうがいいです。
3:マウスウォッシュのし過ぎはNG
注意点その3は、「マウスウォッシュのしすぎはNG」です。
口内には様々な菌が生きており、その中には口内の環境を整えるのに必要な菌も存在します。
しかし、マウスウォッシュをしすぎると、こうした必要な菌まで殺菌してしまい、口内のバランスが崩れてしまう可能性があります。
バランスが崩れれば、悪い菌が強くなり、虫歯や歯周病、口臭がより強くなってしまうかもしれません。
そのため1日2~3回を目安とし、マウスウォッシュの使いすぎには十分注意しましょう。
ノンアルコールのマウスウォッシュを徹底比較
それではさっそく、マウスウォッシュを比較していきたいと思います。
今回の比較に使った5つのマウスウォッシュ
薬局やドラッグストアで売られているマウスウォッシュを対象に、自分で実際に使ってみたうえで比べてみました。
比べた4つの要素
- コスパ:うがい1回あたりの値段
- 成分:薬用成分は何か?
- 使い勝手:注ぎやすさ、ベタつかなさ
- 使用感:すっきり感、びりびり感
本来であれば、「効果」も調査したいところですが、口臭に関する客観的な指標がないこと、効果を実感するまで時間がかかること、完全に同じ状況での検証が難しいことを踏まえ、項目からは外しております。
コスパで比較|リステリン高すぎ問題
リステリン高すぎ問題
まずは、一番気になるコスパの問題から比較します。
結論を先にお伝えすると、リステリン高すぎ、コスパ悪すぎでした…
商品名 | 値段 | 内容量 | 1回当たりの値段 |
---|---|---|---|
NONIO | 471円 | 600ml | 15.7円 |
G.U.M | 806円 | 550ml | 16.1円 |
ブレスラボ | 873円 | 450ml | 19.4円 |
リステリン | 754円 | 500ml | 30.2円 |
ピュオーラ | 412円 | 420ml | 9.80円 |
※値段は変動しやすいため、Amazonでの価格を参考にしています。
値段だけでみると
- NONIO VS ピュオーラ
- リステリン VS ブレスラボ VS G.U.M
のように見えますが、コスパ(うがい1回あたりの値段)に換算すると、大きく違ってきます。
ピュオーラが圧倒的に安く、リステリンはほかの商品と比べて、1.5~3倍近い値段となりました。
リステリンが高く見える理由は、2つあります。
- 1回あたりの使用量が多いこと
- 元の値段が高いこと
コスパの良さを重視するのであれば、日本製の商品を選ぶといいですね。
(リステリンを販売するジョンソンエンドジョンソンの本社はニューヨークにあります。)
成分で比較|日本製はほとんど一緒
日本製はほとんど一緒
次に、口臭を抑えてくれる成分について見ていきます。
日本製の4つはほとんど一緒の成分でした…
下記の表をご覧ください。
NONIO | 塩化セチルピリジニウム(CPC) |
---|---|
G.U.M | 塩化セチルピリジニウム(殺菌剤CPC)、グリチルリチン酸2K(抗炎症剤GK2)、塩化ベンザルコニウム(殺菌剤BKC) |
ブレスラボ | 塩化セチルピリジニウム(CPC)、グリチルリチン酸ジカリウム |
リステリン | 塩化亜鉛、イソプロピルメチルフェノール |
ピュオーラ | 塩化セチルピリジニウム |
※パッケージの「薬用成分」欄を記載しています
成分を見ていただくとわかるように、日本製のものはほとんどが「塩化セチルピリジニウム(CPC)」が配合されています。
ハミガキや洗口剤(デンタルリンス)などに従来から使用されてきた殺菌剤の塩化セチルピリジニウム(CPC)は、口腔内の浮遊性細菌に対して強力な殺菌作用を持っています。
このことから、どの製品を選んでも一定の効果が期待できることがわかります。
リステリンだけ別の成分が配合
リステリンはほかの商品と違って、別の成分が配合されております。
- 塩化亜鉛(口臭ガス抑制)
- イソプロピルメチルフェノール(殺菌成分)
この塩化亜鉛が揮発性硫黄化合物(口臭ガス)と結合して臭いを不揮発化し、蛋白分解酵素を阻害し、新たな口臭ガスの発生を抑制します。
IPMPはコントロールの1/10,000以下の細菌しか検出されず、高い殺菌効果があることを示しています。
参考に書いてあるように、リステリンに唯一「口臭ガスを抑制する成分」が配合されています。
肉・牛乳・チーズなどのタンパク質をよく食べるという人には、リステリンがおすすめです。
使い勝手で比較|日本製の細やかさが光る
日本製の細かやかさが光る
注ぎやすさ・使用量のわかりやすさ・使い勝手を実際に使用した感想をもとに、比べてみました。
NONIO | 口が大きく、線も見やすい |
---|---|
G.U.M | 口が大きく、線も見やすい |
ブレスラボ | 口が大きく、線も見やすい |
リステリン | 口が大きい・8分目というアバウトな指示 |
ピュオーラ | ノズル型で使いやすい。線も見やすい |
ピュオーラは特に、ノズル型になっているため、注ぎやすく使い勝手の良さが光ります。
そのほか、日本製の商品は口も大きく、「ここまで入れる」の線がわかりやすいため、使い勝手は良いですね。
逆に、リステリンはそもそもフタが開けづらい…という難点がありました。
一回わかるまで時間かかるんですよね…
リステリンの蓋が異様に開けづらい件 ┐(‘~`;)┌
久々 イライラした pic.twitter.com/AoSEjD8Jc2
— Tomokosss (@Tomokosss1) 2019年7月11日
あと、「ここまで」の線もないのでわりと使用量はアバウトになりがち。
ただでさえ1回当たりの金額高いので、気になりますね。
使用感で比較|低刺激ならどれも痛くないが…
最後に使用感を主観的な感想とともにお伝えします。
先にお伝えすると、リステリンが「本当に低刺激なのか?」というくらい、痛かったです。
NONIO | 痛くない、辛くない、後味も残らない |
---|---|
GUM | 辛くないが、後味が残る。痛い。 |
ブレスラボ | 痛くない、辛くない、後味も残らない。変なにおい。 |
リステリン | 痛すぎる、辛すぎる。本当に低刺激…? |
ピュオーラ | 痛くない、辛くない、後味も残らない。 |
ピュオーラ・NONIO・ブレスラボの「最近登場した口臭アイテム」たちは、低刺激でした。
うがいの最中も、した後も痛くなく、ほっぺの内側にもビリビリが残りません。
GUMは残念ながら、少し痛い感じです。
うがいの最中は気になりませんが、終わったあとにほっぺの内側が15分ほど痛いです。
そして、最後はリステリン。
こいつはノンアルコール・低刺激と書いてありましたが、「本当か…?」と疑いたくなるレベルで痛いです。辛いです。
うがいが終わったあとも、30分ほどはほっぺがシビれる感覚に支配されています。
「痛いのがイヤ」という人は、ここ最近のマウスウォッシュ
- ピュオーラ
- NONIO
- ブレスラボ
あたりを選択するといいでしょう。
1つに絞るなら、ブレスラボがおすすめ
ここまで実際に比較してみました。
あえて1つに絞るとしたら、自分は「ブレスラボ」をおすすめします。
ブレスラボはオススメ
その理由は以下の3つです。
ブレスラボをおすすめする3つの理由
- そこそこ良いコスパ(上から2番目)
- ちょっとだけ多い薬用成分(上から2番目)
- 1番新しい
値段も高すぎず安すぎず、かつ成分も塩化ピリジニウムだけじゃない。
かつ、この5つの中では1番最近に発売された(=後だしじゃんけん)というのがブレスラボをおすすめする理由になります。
ノンアルコールマウスウォッシュ比較まとめ
- 日本製のものは成分・コスパはほぼ一緒
- リステリンは高いけど、成分がちょっと特殊
- ブレスラボはバランスが良い
なんだか、「日本製品 VS リステリン」みたいな構図になってしまいました。
それくらい日本製品は良くも悪くも似通っています。
逆に「高かろうと、痛かろうと、我が道を行く!」というのリステリンです。
基本的には日本製のマウスウォッシュを選べば、大きな失敗はしません。
どうしても迷ってしまったら…
- NONIO
- ブレスラボ
- ピュオーラ
を選べば、口臭対策としては十分役割を果たしてくれます。
妻や恋人、大切な人にキスで嫌がられないためにも、まずは薬局・ドラッグストアにいくところから始めてみませんか?